「命を守り、未来を支える」モノづくりへ

株主・投資家の皆様へ

 

 

 株主・投資家の皆様におかれましては、当社の成長に変わらぬご支援・ご期待をいただき、心より御礼申し上げます。  

 当社は1977年に仮設資材のメーカーとして創業し、2003年には物流機器事業へ進出いたしました。40年以上にわたり、金属加工の経験と技術を積み重ね、高品質な製品づくりを通じて、街やインフラの発展、あるいは維持・修繕の為になくてはならないリソースを社会に供給し続けているものと自負しております。  

 当期におきましては、ウィズコロナに向け、社会活動に活発さが現れ始めたものの、ウクライナ情勢の長期化など、極めて不安定な状況が続きました。国内の建築投資は底堅い動きであったものの、物価高騰を背景に仮設資材の調達手段の多様化が見られ、販売物量が減少いたしました。この状況下、前期より取り組んできた販売価格の見直しが実現したことに加え、あらゆるコスト削減・支出抑制に取り組んだものの、減収減益の着地となりました。今後も、当社にとって厳しい状況が継続するものと見込まれますが、本年5月に公表した修正中期経営計画のとおり、2026年3月期に向け、着実な成長を遂げていく所存です。  

 継続的な成長に向け、各事業部門における施策を着実に実行するとともに、その根幹をなすガバナンス、コンプライアンスをはじめとした社内体制を見直し、実効性をさらに高めてまいります。そして、当社のパーパスである「命を守り、未来を支える」モノづくりを通じ、社会への貢献を果たすとともに、企業価値を高めてまいります。  

 何卒一層のご愛顧、ご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2023年6月23日

信和株式会社 代表取締役社長 則武 栗夫